■ 乙女不動尊
日光山中で修行した高僧が、捨て置かれた不動明王像を見つけ、 どこかに祀ろうと像を背負い山を下ったが、間々田の里で突然重くなり動かなくなったため、 この地に安置したという伝説がある。

■ 間々田の蛇祭り(ジャガマイタ)
毎年5月5日に行われている間々田の蛇祭りは、長さ20m近くの藁で作った蛇体を子供たちが 「蛇がまいた(ジャガマイタ)、蛇が巻いた、4月8日の蛇が巻いた」と囃しながら練り歩き、 各町内の蛇が間々田八幡宮に集合し、神事や蛇の水のみ行事を行い各町内に散会する行事です。
囃し言葉にあるように4月のお釈迦様誕生の花祭りの日に行われていましたが、 いつしか「子供の日」のお祭りになりました。
起源については江戸時代に龍昌寺の住職が田植え前の雨乞いと疫病退散のために蛇を作って祭りを始めた という伝承と、釈迦誕生に八大竜王が竜水を降らしたと言う仏教説話により、 龍頭蛇体を作り、田植え前の雨を願ったと言う伝承があり、起源は不明だが、 今日まで約350年間続く間々田の伝統行事となった。